実験と観察はとても大切だと思って、いろいろと試しています。
100均や空き缶・段ボールを利用して作れるものはなんでも作ります。
いきあたりばったりで工夫を楽しんでいます。

2018年11月25日日曜日

★磁気★あきかんで方位磁石を作っています


コーヒーの空き缶を使って方位磁石(方位磁針)を作っています。
職場で飲んでいる飲み物の缶は、ほとんどがアルミ缶なのですが、このコーヒーだけスチール缶です。切りひらいて伸ばせば、鉄の板ができて、これを使って何かできないかと思いました。
今回は、方位磁針を作ってみましたが、これが意外と難しいのです。コーヒーのスチール缶を切り開くのに、飲みくちにはさみの刃を差し込んで切り始めたのですが、はじめはかなり力がいりました。切り進めれば、なんとか園芸用のハサミで切ることができました。これをまず、木の棒でしごいて平らな板にします。次に、方位磁針らしい形に切り出します。おおまかな形ができたら、真ん中に太い木ネジの先をあてて、金槌で何回か打ちつけて、へこみを作ります。太い木ねじを使うのがミソです。細いものだと先がとがっているので、すぐに孔が開いてしまうのです。できたへこみに釘の先のようにとがったものを組み合わせて、なめらかに回転するようにしようと思いました。ところがそれがなかなか難しいのです。
まず、へこみを作るのに力を入れすぎると、すぐに孔が開いてしまいます。孔が開くと、もう滑らかには回りません。何回も繰り返しているうちに、滑らかに回るへこみを作れるようになりました 。
次に難しいのはバランスです。重心がへこみに来ないと、どちらかに倒れてしまいます。少しずつ少しずつ、はさみで切ったり、紙やすりで削ったりして、バランスをとりました。
できた磁針を U 字型の磁石に貼り付けておきます。すると磁針が磁石になります。
そうしてできた磁針を画びょうの針に乗せて、くるくる回してみました。
きちんと北を向きます。

2018年11月3日土曜日

★光★100均レンズ顕微鏡の見え方

この実験をはじめたきっかけは、顕微鏡がありふれたものを材料にして何とか作れないか?という疑問を持ったことでした。

いくつかのウエブサイトを参考にしてなんとか形はつくりあげました。
ここで、レンズについては
 1.100均のマクロアダプターレンズを組み合わせる
 2.カメラなどから採集したレンズの再利用
のふた通りを試しました。比べると、2.の方が有利でした。
次の画像はカビの胞子のうと思われる部分ですが、対物レンズに望遠鏡用の接眼レンズを使い、接眼レンズには双眼鏡の接眼レンズを再利用しています。

次は、同じ観察対象ですが、接眼レンズ・対物レンズとも、100均のマクロアダプターレンズを2枚ずつ重ねて使って撮影した画像です。
倍率はどちらも大体同じですが、前者のほうがくっきり写っています。後者は焦点をいくら合わせようとしてもくっきりとならないので、ピントも合わせづらいです。

結論として、まずは、顕微鏡の原理が確認できたことが、ひとつの成果でした。
倍率は100倍以下として、観察対象を見やすく作ることができれば、なんとか役に立ちそうです。

★光★手作り顕微鏡でカビを観察しました

顕微鏡を作ったので、観察するものを探しています。
今日はパンにはえたカビを観察しました。

これは、ほったらかしにして2週間たった食パンです。カビのお花畑ができました。パンをあつかうときに手で触れたので、自分の手か、あるいは飛来した胞子から成長したものと思われます。常にしっとりするくらいに水分を与えましたが、それ以外何もしませんでした。いまは秋で、気温は20度前後だと思います。

スマホの撮影画像はこのとおりです。青カビ、黒いカビ、白いわた毛のようなカビ、そして黄色いカビがわずかに見えます。それぞれを顕微鏡で観察しました。
残念ながら、それらしい形が見えたのは黒いカビだけでした。クロカビかと思いましたが、しらべたところ「クモノスカビ」のようです。ボール状のものが「胞子のう」、すなわち胞子がたくさんつまった袋だと思います。胞子のうに柄(分生子柄、ぶんせいしへい)がつながっているようすも見えます。

使用したレンズは
対物レンズ:子ども用望遠鏡についてきた接眼レンズ
接眼レンズ:ジャンクの双眼鏡をばらして手に入れた双眼鏡の接眼レンズ
で、総合倍率は約100倍です。