職場で飲んでいる飲み物の缶は、ほとんどがアルミ缶なのですが、このコーヒーだけスチール缶です。切りひらいて伸ばせば、鉄の板ができて、これを使って何かできないかと思いました。
今回は、方位磁針を作ってみましたが、これが意外と難しいのです。コーヒーのスチール缶を切り開くのに、飲みくちにはさみの刃を差し込んで切り始めたのですが、はじめはかなり力がいりました。切り進めれば、なんとか園芸用のハサミで切ることができました。これをまず、木の棒でしごいて平らな板にします。次に、方位磁針らしい形に切り出します。おおまかな形ができたら、真ん中に太い木ネジの先をあてて、金槌で何回か打ちつけて、へこみを作ります。太い木ねじを使うのがミソです。細いものだと先がとがっているので、すぐに孔が開いてしまうのです。できたへこみに釘の先のようにとがったものを組み合わせて、なめらかに回転するようにしようと思いました。ところがそれがなかなか難しいのです。
まず、へこみを作るのに力を入れすぎると、すぐに孔が開いてしまいます。孔が開くと、もう滑らかには回りません。何回も繰り返しているうちに、滑らかに回るへこみを作れるようになりました 。
次に難しいのはバランスです。重心がへこみに来ないと、どちらかに倒れてしまいます。少しずつ少しずつ、はさみで切ったり、紙やすりで削ったりして、バランスをとりました。
できた磁針を U 字型の磁石に貼り付けておきます。すると磁針が磁石になります。
そうしてできた磁針を画びょうの針に乗せて、くるくる回してみました。
きちんと北を向きます。
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