実験と観察はとても大切だと思って、いろいろと試しています。
100均や空き缶・段ボールを利用して作れるものはなんでも作ります。
いきあたりばったりで工夫を楽しんでいます。

2018年12月22日土曜日

★力★ねんどでやじろべえを作りました


先週、粘土を丸めておだんごを作りました。
置いておいたら水分が飛んで硬くなりました。
竹ひごをさしてやじろべえを作りましたが、いかがですか。
 これはおもりになっているおだんごの場所を変えることができます。

これはちょっとバランスが不思議な感じのやじろべえです。

あなただったらどんなやじろべえを作るでしょうか。

2018年12月16日日曜日

★力★ねんどでやじろべえを作ります

やじろべえを作ったことがある人は多いと思いますが、今回は面白いやじろべえを作りたいと思います。
やじろべえは、ごぞんじの通り、2つのおもりを軽い棒でつないで、まん中を支えてバランスを取るものです。重心というものを感覚で理解するのに役に立ちそうです。今回はまず、いろいろな長さの棒と、いろいろな重さのおもりを作りました。それをつなげて、いろいろなやじろべえを作り、バランスの取りやすさを体で感じられるといいなと思います。
粘土には、木の粉で作った木粉粘土、石の粉が配合された石粉粘土、そしておなじみの紙粘土を使いました。紙粘土はずっしりと重いのですが、石粉粘土は少し軽く、木粉粘土は、もっと軽かったです。
画像は今日つくったおもりですが、しめて820グラムになりました。

2018年12月6日木曜日

★磁気★あきかんで方位磁針を作るには

作り方を簡単に説明します。
コーヒーの空き缶を、丈夫なハサミでチョキチョキと切ります。
怪我をしないように平らに伸ばします。
だいたい平らになったら、平たい木の板の上に伸ばして、もっとよく平らにします。そのとき、木のぼうでしごくといいです。
次に、方位磁石の形に切ります。だいたいのかたちに切ったら、真ん中にへこみをつけます。大きいもくネジの先っぽがちょうどいい丸になっているので、木ネジをあてがって、金槌で とんとんとんと、力を入れずに30回ぐらい打つと、ちょうどいいヘコミができます。力をいれすぎると、簡単に穴が開いてしまうので注意しましょう。
次に、形を整えます。一番大事なのはバランスです。磁針がバランスよく水平にならなければ、南北を向きません。大まかなバランスはハサミで形を整えることで取ることができますが、さいごはサンドペーパーでけずる必要があるかもしれません。
やじろべえのように、重心を 少し下にしてやると、バランスがとりやすいです。
言葉では難しいので、写真を見てください。折れ目が分かると思います。ラジオペンチでくわえて、指で曲げました。
バランスが取れるようになったら、永久磁石に近づけて、磁石にします。画びょうの針にヘコミを乗せて、くるくる回してください。
止まったとき、北と南を向いていれば、成功です。

2018年11月25日日曜日

★磁気★あきかんで方位磁石を作っています


コーヒーの空き缶を使って方位磁石(方位磁針)を作っています。
職場で飲んでいる飲み物の缶は、ほとんどがアルミ缶なのですが、このコーヒーだけスチール缶です。切りひらいて伸ばせば、鉄の板ができて、これを使って何かできないかと思いました。
今回は、方位磁針を作ってみましたが、これが意外と難しいのです。コーヒーのスチール缶を切り開くのに、飲みくちにはさみの刃を差し込んで切り始めたのですが、はじめはかなり力がいりました。切り進めれば、なんとか園芸用のハサミで切ることができました。これをまず、木の棒でしごいて平らな板にします。次に、方位磁針らしい形に切り出します。おおまかな形ができたら、真ん中に太い木ネジの先をあてて、金槌で何回か打ちつけて、へこみを作ります。太い木ねじを使うのがミソです。細いものだと先がとがっているので、すぐに孔が開いてしまうのです。できたへこみに釘の先のようにとがったものを組み合わせて、なめらかに回転するようにしようと思いました。ところがそれがなかなか難しいのです。
まず、へこみを作るのに力を入れすぎると、すぐに孔が開いてしまいます。孔が開くと、もう滑らかには回りません。何回も繰り返しているうちに、滑らかに回るへこみを作れるようになりました 。
次に難しいのはバランスです。重心がへこみに来ないと、どちらかに倒れてしまいます。少しずつ少しずつ、はさみで切ったり、紙やすりで削ったりして、バランスをとりました。
できた磁針を U 字型の磁石に貼り付けておきます。すると磁針が磁石になります。
そうしてできた磁針を画びょうの針に乗せて、くるくる回してみました。
きちんと北を向きます。

2018年11月3日土曜日

★光★100均レンズ顕微鏡の見え方

この実験をはじめたきっかけは、顕微鏡がありふれたものを材料にして何とか作れないか?という疑問を持ったことでした。

いくつかのウエブサイトを参考にしてなんとか形はつくりあげました。
ここで、レンズについては
 1.100均のマクロアダプターレンズを組み合わせる
 2.カメラなどから採集したレンズの再利用
のふた通りを試しました。比べると、2.の方が有利でした。
次の画像はカビの胞子のうと思われる部分ですが、対物レンズに望遠鏡用の接眼レンズを使い、接眼レンズには双眼鏡の接眼レンズを再利用しています。

次は、同じ観察対象ですが、接眼レンズ・対物レンズとも、100均のマクロアダプターレンズを2枚ずつ重ねて使って撮影した画像です。
倍率はどちらも大体同じですが、前者のほうがくっきり写っています。後者は焦点をいくら合わせようとしてもくっきりとならないので、ピントも合わせづらいです。

結論として、まずは、顕微鏡の原理が確認できたことが、ひとつの成果でした。
倍率は100倍以下として、観察対象を見やすく作ることができれば、なんとか役に立ちそうです。

★光★手作り顕微鏡でカビを観察しました

顕微鏡を作ったので、観察するものを探しています。
今日はパンにはえたカビを観察しました。

これは、ほったらかしにして2週間たった食パンです。カビのお花畑ができました。パンをあつかうときに手で触れたので、自分の手か、あるいは飛来した胞子から成長したものと思われます。常にしっとりするくらいに水分を与えましたが、それ以外何もしませんでした。いまは秋で、気温は20度前後だと思います。

スマホの撮影画像はこのとおりです。青カビ、黒いカビ、白いわた毛のようなカビ、そして黄色いカビがわずかに見えます。それぞれを顕微鏡で観察しました。
残念ながら、それらしい形が見えたのは黒いカビだけでした。クロカビかと思いましたが、しらべたところ「クモノスカビ」のようです。ボール状のものが「胞子のう」、すなわち胞子がたくさんつまった袋だと思います。胞子のうに柄(分生子柄、ぶんせいしへい)がつながっているようすも見えます。

使用したレンズは
対物レンズ:子ども用望遠鏡についてきた接眼レンズ
接眼レンズ:ジャンクの双眼鏡をばらして手に入れた双眼鏡の接眼レンズ
で、総合倍率は約100倍です。

2018年10月20日土曜日

★光★手作り空き缶顕微鏡はこうなりました

今、自作の顕微鏡は、こんな形になっています。
コーヒーの空き缶を、途中で切って、向かい合わせにつなぎました。キャップに穴をあけて、レンズを接着しました。顕微鏡をささえる台は、これまた100円ショップの自撮り棒(スマホで自分を写すときに使う棒)です。自撮り棒のスマホ取り付け部分を活用して、木の板で少し細工をしています。ボルトを回すと本体が上下するようになっています。接眼レンズには、ウェブカメラをつなげて、画像をパソコンに取り込むようにしました。ウエブカメラが安価なので助かります。
この画像は、今朝、江戸川の河川敷で採った、セイタカアワダチソウの花弁の一枚です。レンズの汚れが写り込んでしまいました。実体顕微鏡のように使おうとして、対物レンズと対象物とのすきまから、LED ランプで明るくしていますが、コントラストが悪いです。どうしたら良くなるか、分かる方教えてください 。
セイタカアワダチソウは、上の写真の左側です。右はエノコログサです。
顕微鏡のほうは、これで完成とするか、まだすこし改良するか、考えています。

★光★手作り顕微鏡に100均のレンズは使えるでしょうか

 顕微鏡には接眼レンズと対物レンズの2種類のレンズを使います。
 どちらのレンズも凸レンズです。焦点距離は、おおよそ数ミリから1 センチ 程度がよさそうです。対物レンズには 望遠鏡の接眼レンズを使っている人もいました。ネット情報が役に立ちました。
 ガラスを磨いてレンズを作ることはできませんが、それでも、売っている顕微鏡用のレンズではなくて、単体のレンズを使ってみたいので、少し工夫したいと思います。
 100円ショップで売っているスマホ用のマクロアダプターレンズが、焦点距離が1 センチかそれ以下とちょうど良い凸レンズなので、ここではそれを使うことにしました。
 さらに、 同じ凸レンズを2枚近づけて使うことで、焦点距離をさらに短くできることがわかりました。そこで、100円ショップでスマホ用のマクロレンズを4セット購入して、2つを対物レンズに、2つを接眼レンズに使うことにします。

2018年10月11日木曜日

★光★手づくり顕微鏡で観察した微生物

今日はこの手作り顕微鏡で池の水を見てみました
 ポチっとして動画をごらんください。
対物レンズには、本当は100均のスマホマクロレンズを使いたかったのですが、よく見えなかったので、望遠鏡の接眼レンズを流用しました。
動かないものはゴミかレンズのよごれです。たくさん見えてじゃまですがごめんなさい。その間を、体をくねらせながら動く微生物が、ときどき視野に入ります。倍率は100倍ぐらいなので、長さは0.1ミリぐらいで、ほんとうに小さいです。 学校で習うアメーバやゾウリムシが見えないか期待したのですが、それらしいものは見えませんでした。

なにしろ、ピントを合わせるのが大変です。しかし、何よりも、ほとんどお金をかけずに手作りした顕微鏡で、肉眼では見えない微生物の、しかも動いている様子が観察できて、記録に残せることが新鮮な驚きです。

引き続き、書き足していきますので、お待ち下さい。

★光★顕微鏡を考えたフックとはどんな人

単レンズ顕微鏡、いわゆるレーヴェンフックの顕微鏡の記事を、ときどき目にします。 これがレーヴェンフックの顕微鏡です(Wikipediaより)

ですが、僕は、今日教室で使われているロバート・フックの顕微鏡をイチから作ってみたいと思いました。

これはフックの業績をまとめた本です。ニュートンと同じ時代の人で、互いに議論したライバルだったようです。それでも、フックはニュートンほど有名ではないですね。

ところでいわゆるフックの顕微鏡は、誠文堂新光社の「大人の科学」というシリーズでキットが買えますが、できるかぎり安価に、手間をかけずに、できれば小学生でも作れるようにしたいと思いました。



少しずつ書き足していくのでお待ちください。

★光★空き缶とボール紙とねんどで顕微鏡を作ります

あきかんを利用して顕微鏡を作ります。
ごらんのとおり、材料はコーヒーのあきかんです。
ボール紙をまるめたつつでつなげて、
台でささえていますが、
この台も、ボール紙でわくを作って、ねんどをつめて作ったものです。
 望遠鏡を作る人はたくさんいるようですが、顕微鏡を自作する話を聞いたことがなかったので、自分で作れるかためしてみようと思いました。