実験と観察はとても大切だと思って、いろいろと試しています。
100均や空き缶・段ボールを利用して作れるものはなんでも作ります。
いきあたりばったりで工夫を楽しんでいます。

2019年1月12日土曜日

★化学★食塩と砂とうはどちらも水に溶けますけど?


ものが水にどのくらい溶けるかを、「溶解度」といいます。「溶解度」は、中学校の入学試験にもよく出る問題です。
今日は、食塩が水に溶けるようす、そして食塩の結晶があらわれるようすを観察して、理解を深めたいと思います。
なべに200グラムの水をくみ、お湯を沸かして、やく60度にして、その中に食塩を溶けるだけ溶かしていきました。それ以上溶けなくなったところで、小さいうつわに移します。そして、どんぶりの中の氷水で、冷やしていきました。すると、わずかですが、食塩の結晶らしいものが底に現れました。これを、コーヒーのフィルターでこしてみました。この画像です。透明なつぶでした。
なめてみると塩からいので、食塩のようです。
この方法だと、がんばって冷やしても、少ししか食塩がとれませんでした。

つぎに、食塩水をなべにもどして、火にかけました。すると、どんどん水が減っていきます。同時に、白い細かいつぶつぶがたくさんあらわれました。コーヒーのフィルターで、こしとったら、こうなりました。なめてみたら、やっぱりしおからいので、りっぱな食塩です。

工場では、おなじ方法で、つまり海水をにつめて、食塩を作っていることをごぞんじでしょうか。

さきほど、食塩水を冷やすために、どんぶりに氷水を作りました。ついでに、氷水にも食塩を入れて温度をはかりました。氷点下約2度まで下げることができました。ま水よりも、食塩水のほうが、凍る温度が低いことをしめしています。
ついでに、砂とうではどうなるか実験しました。溶けるだけ溶かして、砂とう水を作ります。溶けたら、食塩水と同じように、火にかけて、どんどん、につめていきます。ところが、こんどはまったく砂とうのつぶがあらわれません。
につめていくと、ねばりけが出てきて、しまいには、かっ色に変わっていきました。
砂とうのつぶが現れないで、カラメルができてしまいました。冷やすと、あめのように固まっていきます。まだ温かいうちに、スプーンですくうと、伸びて、かたいはりがねのようなあめができました。
水を蒸発させても砂とうがあらわれなかったので、砂とうを水に溶かして、熱を加えている間に、別なものになってしまった、ということでしょうか。そのちがいが、おもしろくて、しかも、できたあめがおいしかった実験でした。
  





 


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